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廃棄物知識について

蛍光灯・水銀灯の処分方法|2027年に製造終了、事業者は産廃扱い・費用と依頼先

蛍光灯・水銀灯の処分方法|2027年に製造終了、事業者は産廃扱い・費用と依頼先

【2026〜2027年】蛍光灯は製造・輸出入が終了します

処分の話に入る前に、いま多くの事業所に関係する動きを1つ。2023年11月の水俣条約 第5回締約国会議で、一般照明用の蛍光ランプの製造・輸出入を2027年までに段階的に廃止することが決まりました。一般タイプ(ハロリン酸塩系)とコンパクト形は2026年12月31日、三波長系は2027年12月31日までです(出典:環境省・経済産業省 リーフレット)。

使い続けることは禁止されませんが、交換用のランプは在庫がなくなり次第、手に入らなくなります。LEDへの切り替えの手順、品番での見分け方、補助金の注意点は蛍光灯の2027年問題|LEDに切り替える手順と費用にまとめました。この記事では、取り外した蛍光灯・水銀灯をどう処分するかに絞って解説します。

蛍光灯は「水銀使用製品産業廃棄物」――法改正で何が変わったのか

2017年の水俣条約発効にともなう廃棄物処理法の改正により、蛍光灯や水銀灯は「水銀使用製品産業廃棄物」として新たに区分され、従来よりも厳格な管理が求められるようになっています。

オフィスや工場で日常的に使われている蛍光灯ですが、「普通の産廃と同じように処分すればいい」と思っていませんか? 実は、正しい手順を踏まないと法律違反になる可能性があります。

この記事では、大阪市・堺市で廃棄物収集を行う大泉衛生が、蛍光灯・水銀灯の正しい廃棄方法をわかりやすく解説します。

水銀使用製品産業廃棄物とは?対象となる製品一覧

水銀使用製品産業廃棄物とは、廃棄物処理法施行令で定められた水銀を含む製品が廃棄物になったものを指します。代表的な対象製品は以下のとおりです。

水銀使用製品の例
▲ 水銀を使った照明の例。直管・丸型の蛍光灯、水銀灯、HIDランプ、電球型蛍光灯などが対象です。
  • 蛍光ランプ(直管型・環型・コンパクト型すべて)
  • HIDランプ(水銀灯・メタルハライドランプなど)
  • 水銀体温計・水銀血圧計
  • 水銀スイッチ・水銀リレー

オフィスや工場で最も多く発生するのが蛍光ランプです。LED化が進んでいるとはいえ、まだ蛍光灯を使用している事業所は多く、交換時に廃棄物として正しく処理する必要があります。

蛍光灯を産廃として処分する際の3つの義務

水銀使用製品産業廃棄物として蛍光灯を処分する場合、排出事業者には以下の義務があります。

1. 他の産業廃棄物と分けて保管・収集すること

蛍光灯は他の廃棄物と混合せず、分別して保管しなければなりません。保管場所には「水銀使用製品産業廃棄物」である旨の表示が必要です。割れた蛍光灯も同様に分別対象となります。

蛍光灯の分別保管
▲ 蛍光灯は割れないよう専用の箱にまとめ、廃プラスチック類・金属くずなど他の産廃と分けて保管します。

2. 許可を持つ処理業者に委託すること

水銀使用製品産業廃棄物を処理できるのは、この区分の許可を持つ収集運搬業者・処分業者のみです。通常の産廃許可だけでは取り扱えないため、委託先の許可証を必ず確認してください。

3. マニフェストに正しく記載すること

マニフェスト(産業廃棄物管理票)には、「水銀使用製品産業廃棄物」であることを明記する必要があります。具体的な記載ポイントは以下のとおりです。

産業廃棄物管理票(マニフェスト)A票の様式
▲ 産業廃棄物管理票(マニフェスト)A票。右側に「水銀使用製品産業廃棄物」のチェック欄があります。
  • 産廃の種類欄:「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」と記載
  • 名称欄:「蛍光ランプ」「水銀灯」など具体的に記載
  • 備考欄または特記事項:「水銀使用製品産業廃棄物」と明記

記載漏れがあると、行政の立入検査時に指摘を受ける可能性があります。委託契約書にも同様の記載が必要ですので、あわせて確認しましょう。

詳しい排出ルールについては、一般社団法人日本照明工業会(JLMA)の「事業者向け水銀使用ランプの分別・回収及び排出について」もご参照ください。

蛍光灯を正しく処分するまでの流れ

実際に蛍光灯を廃棄する場合の手順を整理します。

1
分別保管使用済み蛍光灯を専用の保管容器(段ボールケースなど)に入れ、割れないように保管します。
2
許可業者への委託水銀使用製品産業廃棄物の収集運搬・処分の許可を持つ業者に連絡し、委託契約を締結します。
3
マニフェスト発行収集時にマニフェストを交付し、「水銀使用製品産業廃棄物」である旨を正しく記載します。
4
処分・リサイクル許可処分業者によりガラス・水銀・金属が分離され、それぞれリサイクルまたは適正処分されます。

違反した場合の罰則

水銀使用製品産業廃棄物の処理義務に違反した場合、以下の罰則が科される可能性があります。

  • 不法投棄:5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金(法人は3億円以下)
  • 委託基準違反:5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金
  • マニフェスト不交付・虚偽記載:6か月以下の懲役もしくは50万円以下の罰金

「知らなかった」では済まされないため、担当者は法改正の内容を正しく理解しておくことが重要です。大阪市の事業者の方は、大阪市「水銀廃棄物の適正処理について」も確認しておきましょう。

LEDへの入れ替えとセットなら、蛍光灯の回収・処分費用は無料 ― 大泉衛生のサポート

蛍光灯を処分する場面の多くは、LEDへの切り替えのときです。LED製品のご提案は協力会社のライレイ株式会社(大阪市大正区三軒家)が担当し、電気工事は有資格者、取り外した蛍光灯の回収は水銀使用製品産業廃棄物の許可を持つ業者が行います。大泉衛生が窓口となり、LEDへの入れ替え工事から、取り外した蛍光灯の回収、古い器具の処分、マニフェストの発行までを窓口1つでお引き受けしています。

LEDへの入れ替えとセットで、使用済み蛍光灯の回収・処分費用が無料

大泉衛生を通じてLEDへの入れ替えを発注いただいた場合、取り外した蛍光灯の回収・処分にかかる費用をいただきません。回収・運搬は水銀使用製品産業廃棄物の許可を持つ業者が行い、マニフェストを発行します。器具ごと交換する場合の古い器具(金属くず・廃プラスチック類)は、当社の産業廃棄物収集運搬業許可で回収します。

  • 工事は電気工事の資格を持つ施工者が行います。ランプ交換・器具交換のどちらにも対応します
  • お見積りから工事、回収、書類の発行まで、窓口は大泉衛生の1つです
  • 蛍光灯の回収だけのご依頼は、費用をいただいたうえで協力会社をご紹介します

初期費用0円の「All-Winプラン」という選び方

蛍光灯の処分を調べていると、多くの方が同じところで止まります。「処分費も工事費もかかるなら、もう少し今のままで」——けれど蛍光灯は2026〜2027年で製造が終わるため、いずれ替えることになります。そのときに壁になるのが初期費用です。100本、200本とまとめて交換すれば、製品代と工事費で数十万円から百万円単位になります。

そこで大泉衛生では、協力会社のライレイ株式会社が用意している「All-Winプラン」もご案内しています。初期費用をかけずにLEDへ切り替える方法で、仕組みはこうです。

LEDに替えると電気代が下がります。その下がったぶんのなかから、月々のレンタル料をお支払いいただく。だから、まとまった資金を用意する必要がありません。

買い取りではなくレンタルなので、設備投資としての支出がありません。契約期間は5年で、満了後は製品がそのままお客様のものになります。6年目からは支払いがなくなり、下がった電気代だけが残る形です。

初期費用0円
製品代・設置費用・処分費・輸送費・管理費・メンテナンス費を含みます
導入方法5年レンタル(譲渡権付き)
月額レンタル料1本あたり142円(100本で月14,200円)
支払いの原資LEDに替えて減った電気代のなかからお支払いいただきます
契約満了後製品はお客様に譲渡。以降の支払いなしで、削減された電気代だけが残ります
メンテナンス契約期間中の管理・製品不具合の対応は無償
工事安定器内蔵型のためバイパス(直結)工事のみ。電気工事士の資格を持つ施工者が行います
期間の目安お問い合わせから完工まで最短1か月

交換した翌月から、支払いの合計が下がります

「レンタル料を払うなら、結局は同じでは」と思われるかもしれません。そうならないのが、このプランの要点です。協力会社の資料にある試算をご覧ください。直管LED 100本・1日10時間点灯という前提です。

初期費用0円プランの費用イメージ 直管LED100本・1日10時間点灯の月額試算
▲ レンタル料を払っている5年間も、合計は元の電気代より下がります。6年目からは製品が譲渡され、電気代だけになります。
  • いまの電気代:月 35,280円(蛍光灯のまま)
  • 1〜5年目:電気代 8,400円 + レンタル代 14,200円 = 月 22,600円
  • 6年目以降:電気代 8,400円のみ(製品は譲渡済み)

レンタル料を払っている期間も、合計は元の電気代を下回ります。この試算では交換した翌月から月12,680円、5年間の累計で約76万円、10年で見ると約237万円の差になります。導入した初月から効果が出るのが、買い取りとの大きな違いです。

※ 電気代の単価・1日の点灯時間・本数によって金額は変わります。上記は100本・1日10時間点灯という条件での試算で、すべての現場に当てはまるものではありません。実際の金額は現地を確認したうえでお出しします。

処分費が含まれているから、蛍光灯の処分が無料になります

この記事のテーマに戻ります。All-Winプランの費用には、製品代・設置費用・輸送費・管理費・メンテナンス費とあわせて、処分費が含まれています。これが「LEDへの入れ替えとセットなら、取り外した蛍光灯の回収・処分費用が無料」という仕組みの中身です。

蛍光灯の処分は、ここまで見てきたとおり分別保管・許可業者への委託・マニフェストの交付という3つの義務がついて回ります。製品・工事・処分をばらばらに手配すると、それぞれに費用と、業者を探して段取りを合わせる手間がかかります。まとめてお引き受けすることで、そこが1本にまとまります。

LED製品を担当する協力会社|ライレイ株式会社

ライレイ株式会社 大阪市大正区三軒家/artjm.com

「あなたの想像を、実現する総合メーカー」を掲げ、LED照明のほかにOEM・ODM、内装材、防水資材、国際物流など幅広く事業を展開している会社です。照明では自社ブランド「LSiX6(エルシックス)」を持ち、工場との提携から製造、物流、お客様の手元に届くまでを一貫して手がけています。

大泉衛生がこの会社と組んでいるのは、製品を作っている会社だからこそ、現場に合う製品を選んで提案できるという理由からです。照明は「明るさが足りない」「思ったより暗い」といった不満が後から出やすく、ただ安いものを入れればよいというものではありません。

直管型LED「HI-TECH LAMP(ハイテックランプ)」の特徴

  • 安定器内蔵型なので、バイパス(直結)工事のみで取り替えられます。安定器やインバーターの取り付け工事が要らず、二度手間になりません
  • 40W形の蛍光灯から10Wへ。消費電力を大きく下げられます
  • チップを8cmあたり10個と密に並べ、角度をつけて光を手元まで届ける設計です(一般的なLEDは同じ長さに6個程度)
  • 経済産業省への登録製品(LED PRD-A-00000758)で、PSEマークを取得しています

施工の実績は、マンション・公民館・コンビニ・オフィス・建材会社・フィルム工場・塗料倉庫・駐車場など、建物の種類を問わず広がっています。天井の高い工場や倉庫、24時間点いている駐車場や共用部のように、点灯時間が長い場所ほど効果が出やすい傾向があります。

ご相談から工事までの流れ(最短1か月)

  1. お問い合わせ:本数と器具の種類、設置場所の写真をお送りください。LINEでも受け付けています
  2. 現場の確認:ライレイ株式会社とともに現地を見て、器具との相性と本数を確認します
  3. お見積り:月額と削減額の試算をお出しします。買い取りの場合の見積りも並べてお出しできます
  4. 工事:電気工事士の資格を持つ施工者が施工します。営業時間外の作業もご相談ください
  5. 回収・書類:取り外した蛍光灯を回収し、マニフェストをお渡しします

窓口は大泉衛生の1つです。製品の会社、工事の会社、廃棄物の会社と別々にやり取りする必要はありません。日程の調整も当社でまとめて行います。

検討するときに確認したいこと

「初期費用0円」は魅力的に聞こえますが、仕組みを理解したうえで選んでいただくのが一番だと考えています。次の点は、契約前に必ずご確認ください。

  • 買い取りではなくレンタル契約です。契約期間中は月々の支払いが続きます
  • 期間は5年。満了後に製品が譲渡され、支払いは終わります
  • 途中で解約する場合の扱いは、契約前にご確認ください
  • 補助金との併用を考えている場合は、先にご相談ください。補助金は買い取りを前提とすることが多く、条件が変わります

買い取りとレンタル、どちらが向いているかは、本数・建物の使用年数・資金の考え方によって変わります。両方の見積りを並べてお出しできますので、比べたうえでお選びください。2027年問題の詳しい内容や、ランプだけ交換する場合と器具ごと交換する場合の違いは、蛍光灯の2027年問題|LEDに切り替える手順と費用にまとめています。

当社の産業廃棄物収集運搬業許可は水銀使用製品産業廃棄物を含まないため、蛍光灯の回収・運搬はその許可を持つ業者が行います。器具ごと交換した場合の古い器具(金属くず・廃プラスチック類)は当社の許可で回収します。切り替えの進め方や補助金については蛍光灯の2027年問題の記事をご覧ください。

まとめ

蛍光灯・水銀灯は、2017年の法改正以降「水銀使用製品産業廃棄物」として厳格に管理する必要があります。分別保管・許可業者への委託・マニフェストの正しい記載の3つが、排出事業者に求められる義務です。

「今までどおりの処分で大丈夫だろう」と放置せず、改めて自社の蛍光灯処理フローを確認してみてください。

蛍光灯の処分やLED移行時の一括回収について、お気軽に大泉衛生までご相談ください。

大泉衛生株式会社
大阪市・堺市の事業系廃棄物収集のことなら、まずはお気軽にお問い合わせください。
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オフィスビルの管理会社様は、蛍光灯だけでなく建物全体の廃棄物管理を効率化できます。詳しくはオフィスビルの廃棄物管理のページもご覧ください。

執筆者プロフィール

大泉衛生株式会社 代表取締役 木村 元

2009年創業/大阪市・堺市の許可業者/365日対応

製造業や倉庫業の現場では、マニフェストの管理負担と分別の徹底が大きなテーマになります。産廃の許可業者として現場に立ち会ってきた経験から、机上の手順書では見えない実務を残しています。

保有許可

  • 大阪市 一般廃棄物収集運搬業 第003-123号
  • 堺市 一般廃棄物収集運搬業 第99号
  • 大阪府 産業廃棄物収集運搬業 第02700173953号
  • 古物商許可 第62123R052899号(大阪府公安委員会)
  • 遺品整理士 認定番号 IS27441

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