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廃棄物知識について

老人ホームのごみ回収|特養・老健・有料・サ高住の紙オムツ対策

老人ホームのごみ回収|特養・老健・有料・サ高住の紙オムツ対策

📘 大阪市の事業系ごみについて、まずは全体を理解したい方へ

【大阪市】事業系ごみ・定期ごみ回収 完全ガイド|許可業者の選び方・料金相場・契約の流れ

特別養護老人ホーム(特養)・介護老人保健施設(老健)・介護付き有料老人ホーム・住宅型有料老人ホーム・サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)。これら高齢者向け居住系施設は、入居者数が多く、廃棄物の量・種類ともに一般のマンションを大きく上回ります。

厚生労働省の介護サービス施設・事業所調査によれば、大阪府内の介護保険施設・特定施設は数百ヶ所以上が運営されており、入所定員ベースで数万人規模の高齢者が暮らしています。100名規模の施設では、1日に出る紙オムツだけで100kgを超えることも珍しくなく、臭気対策・回収頻度・契約設計は施設運営の生命線です。

「業者の対応で苦慮している」「紙オムツの臭気で近隣からクレームが入った」「入居者入れ替わりの粗大ごみが行政の粗大ごみ収集では対応しきれない」――施設長様・運営法人様から、毎月のようにこうしたご相談をお受けします。

今回は、大阪市・堺市の許可業者として大規模高齢者施設と組んできた経験から、施設種別ごとの廃棄物特性、法令上の取扱い、業界特有の課題と運用ポイントを整理します。

大阪市・堺市の老人ホーム・介護施設(イメージ)
大阪市・堺市の特養・老健・有料老人ホーム・サ高住の廃棄物回収に対応(写真はイメージ)

高齢者向け居住系施設 種別ごとの違い

「老人ホーム」と一口に言っても、施設種別ごとに根拠法令・運営体制・廃棄物の量と種類が大きく変わります。

  • 特別養護老人ホーム(特養 / 介護老人福祉施設): 介護保険法。要介護3以上が対象。看取り対応も増えており、紙オムツ・リネン・粗大ごみの排出量が最も多い業態。100名規模が一般的。
  • 介護老人保健施設(老健): 介護保険法。リハビリ・在宅復帰を目的とした中期入所。入退所の頻度が高く、粗大ごみの発生頻度も高い。
  • 介護医療院: 介護保険法。長期療養が必要な要介護者向け。医療廃棄物の発生比率が高い。
  • 介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護): 老人福祉法ベース。介護サービスを内部提供。要介護度の幅が広く、廃棄物構成も多様。
  • 住宅型有料老人ホーム: 老人福祉法ベース。介護サービスは外部から訪問。入居者の自立度が比較的高い場合が多い。
  • サービス付き高齢者向け住宅(サ高住): 高齢者住まい法。安否確認・生活相談が基本サービス。要介護度が低い入居者が中心の施設が多い。
  • 軽費老人ホーム・ケアハウス: 老人福祉法。比較的自立度の高い高齢者向け。

特養クラスでは1日100kg超の紙オムツが出る一方、サ高住・ケアハウスでは一般家庭に近い廃棄物構成になるなど、施設種別と入居者の要介護度プロファイルで廃棄物のプランは大きく変わります。

老人ホームから出る事業ごみの内訳

  • 紙オムツ・尿取りパッド: 業種最大の課題。100名規模で1日100kg超のケースも。365日休まず排出。
  • 使用済みリネン・タオル・衣類: 寝具交換・入浴介助で発生。週単位でまとまった量に。
  • 食事の生ゴミ・厨房廃棄物: 3食分×入居者数。一般家庭の数十倍規模。食品リサイクル法の対象事業所になる場合もあります。
  • 食事関連の容器・包装: 配膳・配食の容器、調味料の包装、嚥下食用ゼリーの容器など。
  • 入居者入れ替わりの粗大ごみ: 看取り・退所のたびに寝具・衣類・私物・電動ベッドの周辺機器などが発生。
  • 医療廃棄物(訪問医療がある場合): 注射器・点滴・血液付着物などは感染性産業廃棄物として別契約が必要。
  • 入浴介助の使用後品: タオル・パッド・使い捨て手袋・防護エプロンなど。
  • 消毒・衛生関連: アルコール容器・除菌シート・手袋など。コロナ以降は通年で発生量が多い状態に。

大阪市・堺市の法令上の取扱い

社会福祉施設・特定施設・有料老人ホーム・サ高住とも、事業系一般廃棄物を排出する事業者として扱われます。家庭ごみとして集積所に出すことはできず、市町村の「一般廃棄物収集運搬業」許可を持つ業者との委託契約が必須です。

医療行為に伴う感染性廃棄物は、産業廃棄物の特別管理として別ルートでの処理が必要です。
廃棄物処理法第12条の2に基づき、大阪府の産業廃棄物収集運搬業許可(特別管理含む)を持つ業者と契約する必要があります。

介護施設から出るごみの分類と委託先

食品リサイクル法の対象事業所では、食品廃棄物の発生量報告と再生利用等の取り組みが求められます。100食以上提供する厨房を持つ大規模施設では、食品リサイクル法対応のルートを別途検討する価値があります。

老人ホーム特有の4つの課題

① 紙オムツの大量排出と臭気

業種最大の課題です。要介護度が上がるほど紙オムツの排出量は増え、特養クラスでは1日100kg超のケースも珍しくありません。365日休まず排出されるため、回収便が止まる祝日・年末年始のしわ寄せがダイレクトに臭気・害虫問題に出ます。

夏場の臭気対策として、最低でも週6〜7回の高頻度回収、可能なら毎日回収が推奨されます。冷凍保管できる施設は限られるため、回収頻度を上げる方向で対策するのが現実的です。

介護施設の紙オムツ回収頻度の目安(施設規模別)

② 入居者入れ替わり時の粗大ごみ

看取り・退所のたびに、入居者の寝具・衣類・私物・電動ベッドの周辺機器などが発生します。1部屋分でも軽トラック1台分になることがあり、行政の粗大ごみ収集では対応しきれません。

大泉衛生では、施設向けに粗大ごみの定期回収プランもご用意しています。月1〜2回の定期巡回でまとめて引き取るため、入居者入れ替わりが頻繁な施設の運営負担を大きく下げられます。遺品整理士認定保有スタッフが対応するので、ご家族との連携が必要なケースにも丁寧に対応できます。

③ 感染症発生時の特別対応

コロナ・ノロウィルス・インフルエンザ等の感染症が施設内で発生すると、廃棄物量が一時的に急増します。使用済みマスク・防護具・消毒用品・隔離期間中の食事容器など、通常の数倍の排出量になることがあります。

感染症発生時に臨時で増回収できる業者を選んでおくことが、施設のBCP(事業継続)につながります。事前の取り決めがあるかどうかで、発生時の対応スピードが大きく変わります。

④ 食品リサイクル法対応と厨房廃棄物

大規模施設の厨房から出る食品残渣は、食品リサイクル法に基づく発生量報告・再生利用等の対象になることがあります。堆肥化・飼料化のルートを持つ業者と契約することで、法令対応と環境貢献の両立が可能です。

紙オムツのリサイクルという将来の選択肢

介護施設の廃棄物で最も量が多い紙オムツは、いま「焼却するしかないもの」と考えられがちですが、国の方針ではリサイクル(再生利用)を進める方向に動いています。施設運営に直接の義務が生じる話ではありませんが、知っておくと今後の判断に役立つ情報としてご紹介します。

紙オムツごみは今後さらに増える見込み

環境省の推計によると、高齢化に伴い大人用紙オムツの排出量は増え続け、一般廃棄物に占める割合は2023年の約5.5%から、2050年度には最大12.7%まで上昇する見込みです。紙オムツは水分が多く焼却炉の効率を下げるため、焼却に頼り続けることの限界も指摘されています。

紙オムツは実はリサイクルできる

使用済み紙オムツは、パルプ・樹脂・高分子吸収材(SAP)で構成されており、殺菌処理などを行ったうえで再生利用が可能です。再生されたパルプは建築資材や再生紙オムツに、樹脂は固形燃料(RPF)などに活用されています。環境省の試算では、紙オムツ1トンあたり0.4〜0.5トンのCO2削減効果があるとされています。

国は「第五次循環型社会形成推進基本計画」で、紙オムツの再生利用に取り組む自治体を2030年度までに150自治体に増やす目標を掲げており、福岡県大木町・鹿児島県志布志市など、すでに分別回収を始めた先行自治体も出てきています。

大泉衛生の考え方

紙オムツのリサイクルは、専用の洗浄・分離設備を持つリサイクル事業者や、分別回収の仕組みを整えた自治体が中心となって進める取り組みです。大泉衛生は収集運搬の許可業者として、まずは確実で衛生的な定期回収を担うことを第一に考えています。お住まいの自治体が紙オムツの分別回収やリサイクル制度を始めた際には、その仕組みに沿った回収にも柔軟に対応してまいります。施設として「将来の分別に備えておきたい」というご相談も歓迎します。

大阪市・堺市の高齢者向け施設の動向

大阪市内では、特養・老健・有料老人ホームは住吉区・東住吉区・平野区・生野区・東淀川区などの住宅地エリアに集中しています。サ高住は近年急増しており、市内全域に分布しています。

堺市では、堺区・中区・北区・南区・東区に幅広く展開しており、特に2010年代以降の建設ラッシュで、サ高住・住宅型有料が大幅に増えました。

近年の動向として、看取り対応特養の増加医療と介護の連携強化共生型サービスへの転換などがあり、施設運営側の廃棄物対応も柔軟性が求められるようになっています。

大泉衛生の老人ホーム向け対応

大泉衛生では、大規模高齢者施設の運営実情に合わせた専用プランをご用意しています。

  • 紙オムツ高頻度回収(週6〜7回): 夏季の臭気対策として、毎日回収も対応可能です。
  • 粗大ごみ定期回収プラン: 入居者入れ替わり時の寝具・衣類・私物をまとめて引き取り。
    遺品整理士認定保有スタッフが対応します。
  • 365日対応・感染症時の臨時増回収: 年末年始・お盆も止まらず、感染症発生時には臨時回収便を出動します。
  • 大阪市・堺市の両許可・一括契約: 法人で複数施設を運営される場合、エリアまたぎで請求一本化が可能です。
  • 産業廃棄物の特別管理にも対応: 大阪府の産業廃棄物収集運搬業許可も保有しているため、感染性廃棄物のルートも一本化可能。
  • 食品リサイクル対応の相談: 大規模施設の厨房廃棄物について、堆肥化・飼料化ルートのご相談も承ります。
  • 契約から最短即日対応: 既存業者からの切替時の空白期間を作らない、緊急時にもスピード対応します。

📌 現場の声

100名規模の特養様で印象に残っているのは、看取り対応が増えてきた施設のご相談です。「ご家族の前で粗大ごみを運び出すのは避けたい」「私物の選別はご家族と一緒にやりたい」という思いがありました。月1回の定期巡回で、ご家族の立ち会いタイミングに合わせて運び出す運用に切り替えた結果、施設の評判向上にもつながったと感謝の言葉をいただきました。看取りという場面では、ごみ回収業者も「介護施設運営の一部」だという意識が大事だと、強く感じた現場でした。

よくあるご質問

Q. 紙オムツだけ高頻度回収できますか?

A. 可能です。可燃ごみ全体は週3〜4回、紙オムツだけ週6〜7回、というプランも組めます。夏場の臭気対策に効果的です。

Q. 入居者様の私物・粗大ごみの処分も依頼できますか?

A. はい。粗大ごみの定期回収プランに含めるか、退所のたびのスポット回収か、お選びいただけます。遺品整理士認定保有スタッフが対応するので、ご家族との連携が必要なケースにも丁寧に対応できます。

Q. 感染症発生時の臨時対応はありますか?

A. あります。コロナ・ノロ・インフル等の発生時には、施設からのご連絡で臨時の増回収便を出動します。
事前にBCP(事業継続計画)に組み込んでおくこともできます。

Q. 法人で複数施設を運営しています。一括契約は可能ですか?

A. はい。大阪市・堺市のエリアまたぎでも、一括契約・請求一本化が可能です。法人としての管理工数が大きく下がります。

Q. 訪問医療の感染性廃棄物はどうすればよいですか?

A. 注射針・血液付着物などの感染性廃棄物は「特別管理産業廃棄物」にあたり、専用の許可を持つ専門業者での処理が必要です。大泉衛生では紙オムツ・リネン・厨房ごみ・粗大ごみなどの一般廃棄物・産業廃棄物を幅広く対応し、感染性廃棄物については信頼できる専門業者のご紹介も可能です。

Q. 食品リサイクル法の対応はできますか?

A. 厨房廃棄物の堆肥化・飼料化ルートのご相談を承ります。大規模施設の食品リサイクル法対応については、現地の排出量を確認した上で最適なルートをご提案します。

Q. 既存業者からの切替は手間がかかりますか?

A. 大泉衛生では、既存契約の解約予告期間(通常1〜2ヶ月)と並行して切替準備を進めるため、施設運営に空白期間を作りません。最短即日での初回収集も可能です。

執筆者プロフィール

大泉衛生株式会社 代表取締役 木村 元

2009年創業/大阪市・堺市の許可業者/365日対応

特養・老健・有料老人ホーム・サ高住の現場では、紙オムツ・リネン・厨房ごみの大量排出と臭気対策が日々の課題です。100名規模の施設では1日100kg超の紙オムツが出ることも珍しくありません。許可業者として施設長様・運営法人様と組んできた経験を記事化しています。

保有許可

  • 大阪市 一般廃棄物収集運搬業 第003-123号
  • 堺市 一般廃棄物収集運搬業 第99号
  • 大阪府 産業廃棄物収集運搬業 第02700173953号
  • 古物商許可 第62123R052899号(大阪府公安委員会)
  • 遺品整理士 認定番号 IS27441

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大泉衛生株式会社|大阪市・堺市 一般廃棄物収集運搬業 / 産業廃棄物収集運搬業
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